LIFE is ART

画塾に通って4年目の浪人生の私が、絵のこと・画塾の生活などをつらつらと書いていきます。

ただ上手いデッサンじゃなくて、マチエールを超えるデッサンを目指す。


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こんにちは、RINです〜!

久しぶりの更新ですいません(¯―¯٥)

 

美大に入るためにデッサンを高一から始めて、もうすぐ4年間近くになるんですけど、基本的なことは結構できるようになってきたし、「上手い」と言われることも多くなってきました。

空間を出したり、質感、量感、固有色とかも出せるようになって、、、。(特に空間がスカッと出せた時は気持ちいい。笑 紙に描いてても実際に掴めるような感じになる。)

そして、今の目標としては、"マチエールを超えるデッサンを描きたい"ってことです!

 

 

ちなみにマチエールの意味はこんな感じです↓

本来は材料,素材を指す言葉だが,特に絵画では,作品表面の肌合いをいう。用いられている絵具の材質感や厚塗り,薄塗りなど絵具の層の違いから受ける重厚さや滑らかさなど,画家の個性や技法で作品の肌合いは異なる。マチエールの良しあしが作品の完成度に寄与する点も大きい。

 

美大の入試って、デッサンがあるところがほとんどなんですけど、デッサンの採点って受験者全ての作品をバーッと並べて、そこから良い作品と悪い…というかあまり出来のよくない作品を選別していきます。

展覧会でも、たくさんの作品が飾ってあったりしたら、1枚1枚を何十分もかけて見たりしませんよね。せいぜい1-3分ぐらいだと思います。

ぱーっと見ていって、気に入ったのがあったら立ち止まることもあるかもしれません。

また、なぜかわからないけど、その絵の前で足を止めてしまった、何時間もその絵の前にいた、ということもあります。

 

美大のデッサンも同じで、魅力的な絵は、ハッと立ち止まってしまうそうなんです。(by塾長)

 

上手くその魅力的なデッサンというのが伝わりにくいのですが、千住博さんの「千住博の美術の授業 絵を描く悦び 」という本に上手く言語化されて書かれていたので、引用します。

 

千住博の美術の授業 絵を描く悦び (光文社新書)

千住博の美術の授業 絵を描く悦び (光文社新書)

 

 

でも、そこで肝心なのは、自分の絵を客観的に見ることです。自分が楽しんで描けたところ、面白いなと思うところ、偶然できたような、なんともいえないような美しさの部分は、自分で画面を見ても、絵の魅力になっていると感じるのではないでしょうか。逆にそうではない部分は、魅力的な箇所と同じような気持ちを生かすことを考えればいいのです。

 

絵というのは画面全体から伝わってくるひとつの雰囲気が大切です。中のモチーフが1個1個きれいに描けているからといって、それはいい絵とはいいません。全体から与える印象が大事なのです。

 

では、どうすれば人の足を止めることができる作品を制作できるのか。

7割方できている作品。でもそのレベルで満足して、こんなんでいいかなというレベルの、なんとなく絵ができましたということでは世間では通りません。その作品が十割、そして二十割、三十割に到達したときに初めて、あふれる「何か」を感じてまったくの赤の他人が振り向いてくれるのです。だいたい自分が考える力の二十割、これでもかこれでもかと描いて、やっと人が立ち止まってくれるのです。

見る人をとにかく立ち止まらせたい。「私はこういう人間です」「こういうことをやっている、見てくれ、認めてくれ」。その気持ちがなし得る業だと思います。二十割、三十割の力で、私の絵の前に立ち止まってくれという気持ちを見る人に伝えないとだめなのです。

 

絵には絵肌があるといいます。それは肌の温もりを保つまで気持ちを塗り込めるからです。絵の具を塗り込めるのではなくめ、気持ちを塗り込める。それができたときに初めてデッサンがマチエールを持ってくるのです。そしてそのとき作品は、デッサンというスケッチのレベルを超えて、タブローといわれる多次元的なレベルになってゆくのです。

 

バランスもいい。色のセンスも整っている。構成もいい。作品の完成度は高い。しかしそれだけではだめなのです。その人が発する、なりふりか構わずにこの絵の前に止まってくれという説得力が最後には必要なのです。私はここにいるという叫びを相手に伝えようという気持ちが大切なのです。

少し伝わったでしょうか…?

自分もまだここまで達していないので、上手く説明できませんが、よく先生から「上手いだけ」と言われるのが悔しいので、マチエールを超えるようなデッサンを描けるように頑張ります!

 

試行錯誤して実践しながら、入試までにそんなデッサンができるようになりたいです…!

 

今日も読んでくれてありがとうございます~!

 

千住博の美術の授業 絵を描く悦び (光文社新書)

千住博の美術の授業 絵を描く悦び (光文社新書)